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秋の養蜂レポート ブナの森と越冬準備

2025.05.02
秋の養蜂レポート ブナの森と越冬準備

収穫も終え、天気の良い日に改めて黒ブナ(ビーチ)の森へ撮影に。
どことなく甘さを含む独特の森の香り、みつばちの飛び回る羽音と野鳥の楽しそうな歌声になんとも癒される森林浴です。


黒い幹から白い糸状のものが出ているのですが、なんと、これは木の樹液を吸う虫だそうで(虫には見えないですが)その樹液の余分が雫となって溢れている蜜を、みつばち達がせっせと集め、巣に持ち帰り、さらに濃縮して美味しいはちみつにします。
それが、世界でも珍しい、貴重な黒ブナ(Black Beech)の甘露蜜、ビーチハニージュー生はちみつ(Raw Beech Honeydew Honey)です。

4月下旬に入り、寒い日が多くなってきました。

全ての養蜂場を周り、一つ一つの全ての巣箱のみつばちの健康診断と、次の春までみつばち達が食べるはちみつがちゃんと巣箱の中にあるかを確認しています。
時間がかかりますが、次の春に向けての大切な仕事の一つです。

そんな中巣箱内を見ていると例年より巣房内に花粉の蓄積が多く、また花粉のバライエティーが少し多いように感じられます。
12月クリスマス時からお正月辺りまで低温で雨が多く、ちょうどマヌカをはじめ夏の花の花盛りの時期だったので、はちみつは不作でした。でも、その分水分が地面に多く含まれ、晩夏から初秋にかけての(流蜜は少ない)植物の発育が良かったんです。その植物からみつばちがたくさん花粉を集めてきて、越冬のため巣房内にたくさん保管しています。

例年にはない量の花粉が保管されているので8月下旬から越冬後のみつばちの健康診断をするのが楽しみになっています。

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